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[Antique Print MAX COLOMBO ""NIXEN UND MEERUNGEHEUER"] アンティーク プリント MAX COLOMBO作 "人魚と海の怪物”

MAX COLOMBO (1877-1970) はドイツ人の画家。"NIXEN UND MEERUNGEHEUER" (人魚と海の怪物)と題されるこの絵は、裸婦と海の怪物が鮮やかなマリンブルーを背景に描かれれた、異様な雰囲気を持った作品です。19世紀末頃から20世紀初頭にかけてヨーロッパで一般的に世紀末美術と呼ばれるアート・ムーブメントがありました。それまでパリやロンドンのサロンでもてはやされた印象派とは打って変わった、ダークで退廃的、幻想や神秘の世界を追求した絵画が現れたのです。分かりやすい例は、悪魔的と評されたペン画で知られるイギリスのオーブリー・ビアズリーや、幻想的な版画で知られるフランス画家、オディロン・ルドンなどでしょうか。同時期のウィーンの画家、官能的でデカダンな画風を持つ、グスタフ・クリムトもその一人と言えます。さて時代背景が先になりましたが、この「人魚と海の怪物」もまさに、世紀末芸術の要素を多いに含んだ作品です。人魚とされていますが、成熟した人間の体躯を持った女たちが水の中で海の生きものたちの暴行から必死で逃げようとする様が、官能的に描かれています。海の怪物はドイツ語でMEERUNGEHEUER、辞書で調べるとレヴィアタンと出てきました。以下Wikipediaから引用。旧約聖書(『ヨブ記』『詩編』『イザヤ書』など)で、海中に住む巨大な怪物として記述されている。(中略)『ヨブ記』によれば、レヴィアタンはその巨大さゆえ海を泳ぐときには波が逆巻くほどで、口から炎を、鼻から煙を吹く。口には鋭く巨大な歯が生えている。体には全体に強固な鎧をおもわせる鱗があり、この鱗であらゆる武器を跳ね返してしまう。その性質は凶暴そのもので冷酷無情。この海の怪物はぎらぎらと光る目で獲物を探しながら海面を泳いでいるらしい。ずいぶんと恐ろしい題材であります。このプリントはクロモ石版と呼ばれる技術で印刷されたもので、 "Dekorative Vorbilder Band 20" (1909 by Julius Hoffann) という書に収録されていたものです。

[INFO]
Title: "Nixen Und Meerungeheuer"
Artist: Max ColomboOn
Back: Blank
Printing Method: Chromolithograph
Art Medium: Painting
Date: 1909
Source: "Dekorative Vorbilder Band 20", 1909 by Julius Hoffann

紙は端が折れていたり、破れている箇所があります。いずれも額に納めてしまえば見えない箇所です。紙は全体的にうっすらと変色していますが、印刷部分の色褪せは見られません。